viva70s ☆ 素晴らしき70年代インテリアの世界

レトロ & スペースエイジ な 70s モダンリビング

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Vitrac Design Wall Mirror

Jean Pierre Vitrac Mirror

 70年代、フランス製。
 デザインは Imbroglio Calendar で名高いジャン・ピエール・ヴィトラック。
 
 
 個性的なデザインのフレームは約10cmもの厚みがあり、ユーザーの好みに合わせて様々な小物を飾れるようになっています。 

Jean Pierre Vitrac Mirror 2


 また、複雑な造形のわりには美しい背面処理がなされており、この時代におけるプラスチック成形技術の成熟ぶりを感じさせてくれます。
Jean Pierre Vitrac Mirror 3

 
 鏡というものは周囲の空間をそのまま映し出してしまうため、使う人によって最も表情を変化させるプロダクトであると言えますが、このようにフレーム内に物を飾ることで使い手のオリジナリティを出せるものはあまり例が無く、そういう意味ではこのウォールミラーほど使う人の個性を”映し出す”ことの出来る鏡は、他に無いと言えるかも知れません。





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  1. 2012/05/28(月) 21:11:31|
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Environ One ラウンジソファ

Ennio Chiggio - Environ One 2


 1970年、Ennio Chiggio デザイン。

 environ (取り囲む) という名前の通り、座る人をぐるりと囲い込むようにデザインされたこのソファ、分割可能な8つのエレメントで構成されており、ユーザーの好みや部屋の形に合わせて最大24通りものパターンに配置を変えることが可能となっています。


Environ One catalog


 上はこのソファを販売していた Nikol Internazionale のカタログ写真ですが、それによるとソファの外側に取り付ける収納ユニットもオプションで存在していたと思われ、デザインの素晴らしさと共にその機能性・拡張性の高さにも驚かされます。


 さらにコーナーエレメントのひとつにはユーティリティホールが設けられており…
corner hole



 そこに観葉植物などを飾ったり、写真の様にライトを置くことも可能となっています。
environ one 5


 この時代の大型ソファと言えば、アルキズームのサファリや Superstudio のバザール、さらにはパントン御大の Kleeblatt など素晴らしいものはいくつも存在しますが、ずば抜けた機能性と優れたデザイン性とを兼ね備えた点において、このソファの右に出るものはなかなか無いのではないかと思います。


Environ One



※ 今回紹介したのは Environ "One" ですが、Ennio Chiggio がデザインした Environ ソファには、方翼の先が円形になっている Environ "Zero" というものも存在し、こちらの方も素晴らしいラウンジソファとなっています。






  1. 2012/05/22(火) 20:51:21|
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70s な卓上カレンダー

70s perpetual calendar

 この手の卓上カレンダーではエンツォ・マリの Timor などが有名ですが、こちらは製品名やデザイナー名などが一切不明のアノニマス・プロダクト。

 ただ、写真を御覧になって頂くと分る通り、角のアール具合、あえて余計なデザインを入れない広めの余白部分など、細部に渡るまで非常にバランスが取れており、Timor などの有名プロダクトと比較しても決して引けを取らない魅力的なデザインをしています。


 また、日付部分には2つの色が用意されており、週によって使い分けることが出来るようになっているようで (写真下)、こうしたちょっとした小技もニクいところです。

70s perpetual calendar 2


 実はこの魅力的な卓上カレンダー、目ざとい方はお気づきかも知れませんが、前回の記事 で紹介した Directional 社のカタログ写真の中でも、壁に取り付けられた Umbo シェルフ の上に小さく写っており、当時はそれなりに名の知れたポピュラーなカレンダーだったのでは?と推測されます (資料不足のため Directional 社のものかどうかは不明)。


Umbo catalog


 また、以前に管理人が海外サイトでこのカレンダーが出品されているのを見かけた際にも、送料別で $125 という強気のオファーながら直ぐに SOLD OUT となっており、やはり一部マニアの間では名の通ったプロダクトである可能性を感じさせます。


 この魅力的なカレンダー、詳細をご存知の方がおられましたら、是非御一報お願い致します (謝礼は出ませんが、管理人がシャギーラグの上を転げ回って喜びます)。



  1. 2012/05/20(日) 18:23:24|
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Umbo チェア

Umbo chair2


 謎に満ちた Umbo シェルフ と同様、こちらも謎の70年代チェア、通称 "Umbo Chair"。

 Directional 社のカタログに Umbo と共に掲載されていることから "Umbo Chair" と呼ばれることが多いようですが、Joe Colombo 作品であるとか※1、Luigi Massoni デザインの Guzzini 製であるとか、海外でも情報が入り混じっているようです。


※1 (おそらくは一時期まことしやかに出回った 『Umbo = コロンボ作品』 説の名残であろうと思われます)


Umbo Chairs

 しかし上のカタログ写真でも分かる通り、Umbo を壁に取り付ける珍しいハンギングパーツと共に "stacking chairs" としてこの椅子が紹介されており、Umbo 同様、『デザイナー不明の Directional Industries 製プロダクト』 ということで間違いないのではないかと思われます。


 色々と分からないことが多いこの椅子ですが、非常にシンプルで美しいデザインをしており (特にこの椅子を斜め後ろから見た時のオブジェ的な佇まいは絶品)、それでいて妙に人懐っこいとぼけた暖かみも感じられ、70年代デザインを物語るひとつの好例としてもっと一般的に知られても良い傑作チェアなのではないかと思います。

Umbo chair 1




  1. 2012/05/16(水) 21:09:55|
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目線を下げた部屋

1973-4.jpg

 『部屋を広く見せるために家具の高さを低く抑える』 という手法は、狭い部屋に住む者にとっては鉄則に近いものがありますが、写真の様なただでさえ広い空間で同じ手法を使われると、その効果は絶大です。

 家具のほとんどを西ドイツ製で統一した落ち着きのある空間に、座った人の目線の高さにまで下げられたパントンの Fun Shell Lamp が効果大。

 ソファの横に置かれた超ローテーブルも滅茶苦茶カッコいいです。


  1. 2012/05/13(日) 20:03:31|
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RODIER's Shop の什器たち

RODIERs Shop Paris

 RODIER's Shop とは、主にニットウェアの製造小売を行っていたフランスの服飾メーカー "RODIER" が70年代を中心にヨーロッパ各地でチェーン展開していたブティックのことですが、そこで使われていたオリジナルの店舗用什器はどれもデザインが素晴らしく、70's インテリア愛好家の間ではわりと知られた存在なので、このブログでも少し紹介してみたいと思います。


 下の写真は1973年に RODIER's Shop が初めてドーバー海峡を渡り、ロンドンの Sloane Street にイギリス1号店をオープンした時の店内の様子。

RODIERs Shop 2

 残念ながら上の写真はモノクロですが、最初のカラー写真でウィンドウ越しに覗く店内から分る通り、RODIER's Shop のテーマカラーはヴィヴィッドな赤と白であり、白いタイル張りのフロアの上をエントランスから奥へと走る鮮やかなレッドカーペット、各セクションごとに並ぶユニークな形をしたGRP(グラスファイバープラスチック)製の紅白の什器等、どれも RODIER's Shop の内装デザイン責任者である Valeric Doubroucinskis ※1 の独特な世界観で統一されています。


 下の写真は RODIER 什器の中心的存在である Rodier shelf。※2

Rodier Shelf


 このシェルフは商品であるニットウェアを畳んで陳列するためのものであり、各セクションごとに何本か並べられ、必ずドラム型の什器とセットで使われていたようです(写真下)。

RODIERs Shop 3

 アルテミデ社の Giano Vano を彷彿とさせるこのドラム型の什器は、客が買わないと判断した商品を戻す為の場所として設けられているものであり、色とりどりなニットウェアが GRP 製の真っ白な什器の上に重ねられていく様は、それだけでもひとつの美しい演出になっていたと思われます。


 そして下の写真は RODIER 什器の最高傑作である Rodier Coat Rack。

Rodier Coat Rack

 単に洋服を掛けるためだけの什器であるにも関わらず、贅沢に使われたグラスファイバープラスチックの量感はまさに圧倒的で、これぞ70年代のデザイン至上主義の最たるものですが、RODIER の什器の存在を世に知らしめ、その世界的な人気を決定付けたものこそ、この美しいコートラックであると言っても過言ではありません。


 これらの什器が生まれた直後、世界を襲ったオイルショックによって資源の節約が叫ばれるようになり、こうした大型のプラスチック家具は次第に表舞台から消えていくことになりますが、40年以上経った今でもこうした什器が大事に保存され世界中で取引されている事実を考えると、末永く愛される美しいプロダクトを作ることこそが最高のエコロジーであるという気がしてきます。


 以上紹介したものの他にも、ウィンドウディスプレイに使われてるコの字型の什器や、これぞスペースエイジ!といった感じのデスクなど、魅力的な RODIER の什器はいくつかありますので、いずれ機会があればまた記事にしてみたいと思います。

Rodier logo



※1 Valerique Douebrovinskes と表記されていることもありますが、この記事の参考にしたデザイン誌(1973年)での表記にここでは従いました。

※2 このシェルフに限らず RODIER の什器は正式な名称がはっきりしないため、各々好きな呼び方で呼んでいることが多いようです。



  1. 2012/05/10(木) 21:06:33|
  2. 70s な家具
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EMSA社 "Party Time" スナックトレー

emsa party time 1


以前このブログでも取り上げた スナックタワー と同じく、西ドイツはEMSA社製のパーティー用スナックトレー、その名も ”Party Time” 。


コーラルレッドを交えたオレンジ系の美しいグラデーションが、いかにも70年代しています。

emsa party time 2


また、ロッドを通すためにトレー外周部に厚みの違いを設けていることが真上から見るとよく分かりますが、そのことが非常に良いデザイン上のアクセントになっています。

emsa party time 3


残念ながらスナックタワーと同じくこのモデルも廃盤となり、現在のEMSA社のラインナップにはありませんが、この時代の大衆向け西ドイツ製品の優れたデザイン性を物語る一品となっています。



  1. 2012/05/04(金) 22:04:02|
  2. 70s なTable Ware
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Tiara Casa Terrarium

Tiara Casa Terrarium 01

 アメリカ Bernard Industries 社製。

 スペースエイジなテラリウムとしてヴィンテージものを扱うショップでは古くからお馴染みのアイテムですが、本来のテラリウムとしての使用はもちろんのこと、カラーボールなどを入れてインテリアのアクセントにしたり、インパクトのあるディスプレイ用ケースとして用いたりと、ユーザーのアイディア次第で様々な用途に使用することが可能です。

 (また少し反則的な使い方ですが、あえて透明ドームを外してペデスタル部のみをプランターとして用いても、それはそれで趣があります。)

Tiara Casa Terrarium 2

 正確な製造年月日は不明ですが、news.google.com でヒットする昔の新聞広告などから判断すると、少なくとも70年代中期あたりまではアメリカで盛んに販売されていたようです(当時の実売価格およそ15ドル前後)。

 プラスチックの特性を最大限に活かしたスペーシーな外観は当時の人々にも新鮮だったらしく、前述の新聞広告を見ても 「話のネタとしても非常に魅力的です。」 などと書いてありますが、このデザインは単に奇を衒ったものではなく、『シーズンを通して栽培を楽しめるポータブルな室内温室』 というのが製品コンセプトとしてあるようです。

 (実用性を考えて、透明ドームの上蓋にはベンチレーションが取り付けられています。)
Tiara Casa Terrarium 3


 また ”Tiara Casa” というのはこのテラリウムの固有名詞ではなく、Bernard Industries 社の一つの商品ブランド名であるらしく、70年代当時はこの ”Tiara Casa” ブランドでいくつかのプロダクトを販売していたようです。

 下の写真はこのテラリウムのペデスタル部をそのまま流用していると思われる”Tiara Casa” カクテル・テーブル。
Tiara Casa Cocktail Table


 古くから人気のこのテラリウムですが、透明プラスチックの性質上、どうしても傷による曇りが生じ易く、ヴィンテージ品でコンディションの良いものはなかなか入手し難い状況が続いていますが、2009年に DoPlastic というアメリカの会社が復刻版を製作し、2012年5月現在も入手可能となっています (ただしオリジナルの様な無地の透明ドームではなく、地球儀を模した図柄入り)。

 DoPlastic の販売サイトでは一応限定生産の可能性に言及しているので、ドーム部の図柄が気にならない人は早めに買っておいた方が良いかも知れません。





  1. 2012/05/02(水) 21:54:20|
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